あ〜ゆ〜あゆゆ!

旅する底辺シンガー(25)🎶 SE、歌手活動、イベントプロデューサやってます。 消極的な自分を変えるべく様々な活動を。現在は名古屋と東京を、将来的には全国を繋げるキューピッドへ!旅や活動で得た素敵な世界を、皆にも共有したいです(^^)

努力を忘れた努力家にはプライドしか残らない。

〜努力を忘れた努力家にはプライドしか残らない。〜

私は、自信をなくした。

歌うのが楽しくなくなった。


もともと対人関係が苦手なのに、、

ましてや人前に立って何かをするなんて。


人前に立つと、人一倍緊張して、

頭の中が真っ白になる。


もともと話が下手だから、

あらかじめ準備してきた話を暗記して喋ろうとする。

なのに暗記したことすら忘れ、テンパる。


そんな、恥ずかしい私を人前に晒す、

私自身が1番憎かった。


変なプライドがあったから。


「失敗してもいいじゃない?」

そんな風には思えなかった。


人からどう思われるかをひたすら気にして、

完璧じゃないと、嫌だった。



私は、なんでそんな性格になったんだろう。

考えていたら、ふと思いついた。





昔、私は努力家だった。

ピアノを幼稚園から習い、毎日欠かさず練習し、

遊ぶ時間も惜しんで取り組み、

地区のコンクールで何度か優勝した。


中学では、オール4も取れていなかった成績を、

最終的にオール5まで上げた。

毎日ひたすら勉強していた。


当時の私は、死ぬほど努力をしていた。

その結果、褒められるのが当たり前の生活だった。



ただ、それは、努力を辞めた「今の私」にとって

ただの暗黒時代にすぎない。



努力をした結果得たものについて、

「私はすごい」と、一瞬でも思ってしまったが故に

努力を忘れてしまった。



努力を忘れた努力家には、プライドしか残らない。



プライドの高さとは、

"全盛期の自分"と"今の自分"の落差であると思う。



褒められるのが当たり前だった私も、

当然、褒められることがなくなった。


貶されているわけではないのに、

"何も言及されない"ことすらマイナスのように思える。



私は、ふとそう思って、

それが今の悩みの根源だと気が付いた。



"歌手活動をしている人"は、

"歌が上手い"のが当然である。

上手くても、いちいち褒められるわけではない。


それを、"褒められない"からといって

"評価されていない"と思い込むのは間違っている。


実際、私はボイストレーニングを受けたわけでもないし

音が外れているのが自分でも分かるくらい音痴だから

上手くはないのは分かってる。


でも、現に応援してくれる人はいて、

私の歌を好きでいてくれる人もいる。


全員からいい評価を受けなくても、

そういう人から大事にしていけばいい。


もし皆に嫌われたとしても、

私は、1人になっても歌う。



なんだか勇気が湧いてきて、

2週間後、ふたたびステージに立つことを決めた。

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